セックスの時の痛みは性病の証?病名は?

セックスが上手くできないという悩みの中でも、性交痛の悩みは意外と多く、女性の4人に1人の割合で性交痛で悩んだ経験があるという調査結果もあります。
性交痛には、ペニスを挿入する時に痛い場合、挿入後のピストン運動の刺激で膣が擦れて痛くなる場合、ペニスを奥に突かれると痛くなる場合があります。
性交痛の原因としては、1.前戯が不十分、2.炎症や性病、3.生まれつきの体質、4.ラテックスアレルギー、5.精神的なもの、6.更年期、7.子宮筋腫や子宮内膜症があげられます。
前戯が不十分な場合、まだ膣が分泌液で潤っていないのに(いわゆる濡れていないという状態)ペニスを挿入したため、痛みが生じます。
膣が濡れていないと、わずかな刺激で膣が傷ついてしまって、痛みを感じやすくなります。
炎症や感染症と言うのは、外陰部や膣や膣の両側の分泌腺の炎症です。
また性器ヘルペスやコンジローマ、膣カンジダ、淋病、クラミジア感染症などの性病でも性交痛が起きることがあります。
体質と言うのは、生まれつき膣が狭い人もいます。
外陰部や膣に傷があるとわずかな刺激で性交痛が起こります。
また、骨盤や恥骨のズレが原因になっていたり、生まれつきの子宮の奇形というケースもあります。
ラテックスアレルギーと言うのは、ゴムに対するアレルギーです。
コンドームが肌に合わずに痛みを感じるというケースもあります。

精神的なことが原因で性交痛を感じることも、少なくありません。
過去に恐怖感を感じるような思い出がある場合、セックスへの恐怖感や嫌悪感などで性交痛を感じやすくなります。
また、妊娠しないかと不安を感じながらのセックスも痛みを感じやすいです。
パートナーの言動に嫌悪感を感じた時も、性交痛が強くなる傾向があります。
心身が緊張していたり、セックスに対する恐怖感やパートナーへの嫌悪感を脳がキャッチしたりすると、膣からの分泌液の分泌が減ります。
この分泌液は円滑油の役目を果たしているので、分泌液が少ないと痛みも強くなります。
分泌液は性的な興奮で増えます。

更年期の女性は膣が乾燥しやすくなっていたり、萎縮性膣炎になっていることがあります。
そのため、膣からの分泌液が減って性交痛を感じます。
近年は若い人でも食生活の乱れなどで卵巣機能が低下して、分泌液が少ない人が増えています。
子宮筋腫や子宮内膜症があると、性交痛の原因となることもあります。
この場合は奥の方が痛くなることが多いです。
生理の量が多かったり、生理痛や下腹部痛など生理の際のトラブルがある場合は、要注意です。
このように、性交時の痛みの原因は様々です。
これらの中でも特に気をつけたいのは、性病や子宮筋腫、子宮内膜症です。
性交の際に痛みを感じる場合は、恥ずかしがらずに婦人科医に相談することをおすすめします。

性交痛があるのは性病の症状が現れているから

性交痛がある場合、最も警戒しなくてはならないのは性病です。
性病が隠れているのに気がついていないケースが非常に多いです。
性病の唯一の症状が、性交時の痛みだというケースもあるので、このサインを見逃さないようにしましょう。
コンジローマや性器ヘルペス、膣カンジダ、淋病、クラミジアでは、挿入後にペニスが前後に動くピストン運動の際に膣が擦れて痛いということが多いです。
膣カンジダやコンジローマと聞くと、「かゆみがある」というイメージを持つかもしれませんが、必ずしもかゆみがあるとは限りません。
かゆみやヨーグルトや酒粕のようなおりものなどもなく、唯一の症状がセックスの際のピストン運動での痛みというケースも少なくありません。

また、クラミジアや淋病で炎症が奥の方まで波及して子宮頸管炎や卵管炎になると、非常に強い性交痛を感じます。
奥の方まで痛むようになってきます。
何か病気があるのではないかと、不安に感じながらセックスをしたのでは、分泌液も出にくくなり、ますます性交痛を感じることになり、悪循環に陥ってしまいます。
これらの性病は、放置すると合併症を起こすこともあります。
毎回のようにセックスで痛みを感じる場合は、明らかに何かおかしいと考えるのが妥当です。
婦人科で相談しましょう。