温泉や銭湯などの公衆浴場での性病感染

性病に感染する経路は、ほとんどが性行為です。
ですが希とはいえ、温泉や銭湯・プールやサウナなどの不特定多数の人が利用する場所で感染する可能性も無いとは言い切れません。
特に細菌性の性病である淋病やクラミジアなどタオルを共有したり、患部に触れた手でトイレの便座に触ったことで移る場合があります。
淋病は淋菌という細菌が原因で発症します。
感染することで症状が出るのは早ければ2日ほどで、遅くとも1週間くらい経つと灼熱感伴う排尿痛や尿道口から黄緑色の排膿が現れます。
女性の場合は無症状のことも多く、子宮頸管炎を引き起こします。

淋病は感染力は強いですが、菌自体の生存能力は弱いので宿主の人間から離れると感染力も失われます。
ですので銭湯やプール・サウナなどで無防備な姿でじかに床へ座ったり、タオルを貸し合うことはさけましょう。

トリコモナスという性病はトリコモナスという目では見ることが出来ない原虫が原因で発症します。
この原虫が性器に侵入することで炎症を引き起こしほとんどの場合、感染経路は性行為です。
でもトリコモナスは水に強い原虫なので、温泉・銭湯などの浴場やプールなどに設置されているイス、それにトイレの便座などに局部が触れることで感染した事例があります。
温泉やサウナなどでタオルを共有することも、危険を高めると言えるでしょう。
トリコモナスの潜伏期間は5日から20日くらいで、その症状は女性の場合、悪臭のある泡状のおりものや局部の激しい痛み・痒み・灼熱感に加え、膀胱炎に似た症状が現れます。
男性の場合は軽い排尿痛がある位で、ほとんど症状がないとされます。
感染経路が浴場など公共の施設が疑われる性病に、毛じらみがあります。
原則として性行為とされていますが、毛じらみに感染した人が使った後のロッカーや、銭湯や浴場のイスまたはトイレに座り皮膚が触れることでも感染経路となり得ます。

毛じらみは人の目で確認することが可能で、体長1mmから2mmほどの体毛に寄生する昆虫です。
陰毛の根元に付き、一見するとフケのように見えます。
毛じらみに感染して数日から1ヶ月ほどすると、非常に強い痒みに襲われます。
この痒みによって、夜眠れなくなるほどの症状を発症します。
毛じらみの治療方法としては陰毛をすべて剃ってしまうことも有効ですが、それだけでなく殺虫効果のある石鹸を2週間程度使い続けることで死滅させられます。家族などで感染している場合、タオルなどの共有はさけてください。

多くの人が裸で利用する施設は気を付けましょう

公共施設では、不特定多数の人が利用しています。
ロッカーやイス・トイレなど、家とは違い誰が前に使ったか定かではありません。
その人が健康ならば問題はありませんが、もしも性病に感染していたらどうでしょう。
プールや温泉など裸になる場所では、大切な身体の部分も無防備になり勝ちです。
そんなところでつい着替えるためや、ちょっと休憩をとる為にイスに座ったり、間違えて他人のタオルを使ってしまったりしたら。
ほとんどの性病の場合、感染力や生命力がそれほど強くはありません。
外気に弱かったり、熱に弱いなど、感染経路としては希となります。
それでも自分以外の人が沢山いる場所では、家にいるように過ごすことは危険だと覚えておきましょう。

ヘルペスは感染力が強いので、特に水泡が破けている場合は注意してください。
プールや銭湯内で感染する危険は低いのですが、タオルを借りたりすることで感染経路となるのです。
カンジタは真菌というカビによる感染症で、皮膚や口のなかなど誰でも持っている常在菌です。
炎症がなければ治療の必要はありませんが、何かを原因として発症した場合にお風呂なら身体を洗うなどその人の皮膚と他人の皮膚が接触することで、感染する可能性があります。