HIVと同じくらい怖いクラミジアという性病

ベッドで横になるカップル

HIVに感染し、治療をせずに放置していると、死に至ります。
クラミジアは性病のひとつで、罹患すると性器やのどの粘膜に炎症を起こすため、HIVへの感染率が高まります。
クラミジアへの感染率は50%から80%であり、罹患者と性交すると、まずうつるものと考えておいたほうがいいでしょう。
HIVは感染率が低いウィルスですが、クラミジアにかかっていると、感染率は数倍高まります。
クラミジアによって炎症を起こし、傷ついた粘膜から、傷口に侵入しやすいHIVが入り込むからです。
クラミジアに罹患するということは、コンドームなしの性交をしたということになります。
そうした性交には、常にHIV感染の可能性もつきまといます。

HIVもクラミジアも、感染しても無症状であることが多く、自覚がないまま症状が進行しやすい病です。
HIVに感染したまま放置し、重症化するとエイズを発症し、普通に日常生活を送ることは困難になりますし、死に至ることにもなりかねません。
クラミジアが重症化すると、不妊症になる確率が高まります。
HIVはつい30年ほど前までは、感染したらほぼ確実に死に至る病でした。
しかし現在では特効薬が開発されたことにより、感染しても普通に生活し、天寿をまっとうすることが可能になっています。
ただ、それには早期発見、早期治療が不可欠です。
早期に治療を始め、薬を生涯飲み続けることで、初めて可能になることです。
HIVは体内に侵入すると、免疫機能を徐々に奪っていきます。
免疫細胞が破壊され続け、もはや防御機能がほとんどなくなった状態になると、エイズを発症します。
その状態まで至ると、健康体であればなんでもない常在菌にさえ体がむしばまれていき、普通の生活が送れないことはもちろん、死に至ることも多くなります。

HIVは、クラミジアと異なり、感染率はさほど高くありません。
しかし、性器やのどに炎症がある場合は、感染率が非常に高まります。
クラミジア罹患者は、HIVにかなり感染しやすい状態にあるため、放置するのはたいへん危険です。
クラミジアで死に至ることがないにせよ、死に至る病にかかる危険性が高く、コンドームなしの性交を続け、性病検査をしないでいる限り、ある意味常に死と隣り合わせの状態にあるとも言えます。
HIVもクラミジアも、自覚症状がないことが多いため、検査をする以外、感染の有無を調べることはできません。
感染機会があったと認識している場合は、早めに検査を受けることが大事です。

クラミジアを放置すると深刻な後遺症を残す恐れも

クラミジアだけであれば、死に至ることはないにせよ、放置していると、不妊症になる可能性が高まります。
不妊症の女性の2割が、クラミジアに罹患していたという報告もあります。
不妊症にはさまざまな理由がありますが、そのうちの2割を占めるとしたら、深刻な事態です。クラミジアに罹患しても、女性の場合、8割に自覚症状がないとされます。
不妊治療の困難さ、成功率の低さに悩む女性は多く、クラミジアが軽度のうちの早期発見、早期治療で防げたことであれば、非常に惜しまれることです。

また、妊娠できたとしても、罹患者には子宮外妊娠が比較的多いとされます。
重症化すると、不妊や子宮外妊娠などの状況を引き起こすこともある病です。
軽度のまま自然治癒するということはほとんどないと考え、検査を受けて軽度のうちに治療を始めることが大事です。

早期発見できれば、治療は1週間から2週間で終了することもあります。
通院も3回から4回で済むことが多いです。
それだけで、将来不妊になったり、子宮外妊娠をしたりするという事態も防ぎやすくなるわけですから、性病検査はその都度おこなうようにしましょう。
現在は、通販キットを利用した検査もできるようになっています。